このような方におすすめ
・中小企業から資金繰りや融資について適切な回答をしたい
・資金繰りや銀行交渉の技術を身につけたい
・顧問先の役に立つ財務改善のノウハウを知りたい
・資金繰りに苦しんでいるお客様に有効なアドバイスをしたい
・会計事務所に入って3年目になる中堅社員の方
セミナー内容
アフターコロナ時代に対応した財務改善のノウハウを解説します。
銀行借入にまつわるウソ・ホント
融資の担当者は決算書のどこを見る?
銀行を動かす2つの行動原理とは?
何行とつきあえば良いのか?いくらずつ借りればよいか?
銀行交渉はどのタイミングで行えばよいのか?
赤字の対応とスムーズなリスケジュールへの移行の仕方とは?
→中小企業の財務改善ノウハウが学べるセミナー動画の視聴はこちら
松波先生のインタビューを一部紹介
多くの中小企業の業績が良くならないのはなぜでしょうか。
経営者が適切なタイミングで適切な投資ができていないこと、そして、決断をした時にはお金がないことです。この2つの問題を解決できるだけで会社はきちんと伸びていきます。
会計事務所がやるべきことは、一つひとつの経営判断を制度の高い会計報告でサポートし、投資の決断をしたときにきちんと資金があるようにしておくことです。
こうした支援によって、中小企業の成長に貢献することが会計事務所の一番の仕事であり、一番のやりがいでもあることをお伝えできればと考えています。
コロナ後の銀行からの融資について感じていること教えて下さい。
中小企業の融資に対する銀行の姿勢は、コロナ前よりも厳しくなっていると感じています。物価高が進行し、日銀の緩和政策が修正され、金利の上昇も見られます。この変化に対応した顧問先の資金繰り対策が必要になっていると感じています。
ゼロゼロ融資の出口戦略や、保証協会を意識した対策などが求められています。
また、資本性劣後ローンという、融資なのに資本とみなしてもらえるローンがあります。黒字になると金利が高くなることから、コロナ前は活用しにくかったのですが、今はコロナ禍で傷んでいる会社に向けて金利が大幅に引き下げられましたので、そのあたりの有用性なども著書では解説しています。
会計事務所へのメッセージ
私が会計事務所に勤務して数年経ったころ、「私は、今、お客様の何の役に立っているのだろう」と悩むことがありました。
お客様の所に行って残高を合わせて帰ってくることも、もちろん大切な仕事ですが、それだけではお客様の役に立っていると思えなくなった時期がありました。
このセミナーは、現在、資金繰りを支援している税理士の先生に役立てていただきたいと思っていますが、同時に、会計事務所に入所して3年くらい経って、「今、何の役に立っているのだろう」と思っている職員さんにもお勧めしたいと思っています。
銀行の資金調達が上手くいって、それで業績が伸びたときの経営者の喜びは、決算書や申告書を持って行ったときのそれとはまた別のものです。
今、お仕事に何らかの疑問を感じている方は、きっと会計事務所の仕事のやりがいを見直すきっかけにもなると思います。
→中小企業の財務改善ノウハウが学べるセミナー動画の視聴はこちら
講師紹介
松波竜太先生:さいたま新都心税理士法人代表社員。税理士。関東信越税理士会理事。
4つの会計事務所に合計8年間勤務後、平成15年10月に独立し、松波会計事務所を開業。平成25年10月、さいたま新都心税理士法人に改組し代表社員に就任。年商10億~30億円程度の事業会社の支援を強みとしている。
中小企業の資金繰りの専門家として、顧問先の銀行交渉などの支援、セミナーを通じた啓発活動に従事。主な著書に「その節税が会社を殺す」(すばる舎)、「借入は減らすな!」(あさ出版)などがある。東京商工会議所、さいたま商工会議所をはじめ全国にて講演。