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エンジョイント税理士法人が取り組むDX化とは? 業務拡大の背景

目次
近年、DXという言葉が一般的に浸透して久しいですが、会計業界でも注目を集めています。ただ、自事務所でDXを推進したいものの、思うように進展していないお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか? この記事では、DXを効果的に推進し、業務効率化に成功した「エンジョイント税理士法人」の業務拡大の背景を紹介します。 記事の最後に「エンジョイント税理士法人」の見学会の案内もありますので、ぜひ最後までお読みください。

このような方におすすめ

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● 会計事務所でDXを効果的に進めたいが、思うように進展していない

● 効率的かつ快適なオフィス環境の構築を計画しているが、実現に至っていない

● KintoneやNotionを上手に活用していきたい

● エンジョイント税理士法人の業務拡大の背景を知りたい

● クラウド会計を強みにしたい

エンジョイント税理士法人とは?

エンジョイント税理士法人は、2019年4月に智原翔悟先生と磯山大樹先生の個人事務所が経営統合して設立されました。同法人は、クラウド会計を通じて中小企業の経理業務の迅速化を支援し、ITツールを駆使して業務効率化・自動化を推進しています。

2022年9月にオフィスを移転し、2024年1月には社会保険労務士法人を設立するなど、さらなる業務拡大を続けています。

エンジョイント税理士法人は、クラウド会計を武器に急速な成長を遂げており、2023年のfreee Advisor Awardsクラウド標準化部門でグランプリを受賞するなど、その実績が高く評価されています。

入会案内

エンジョイント税理士法人、業務拡大の背景とは?

クラウド会計によって大きな成功を収めたエンジョイント税理士法人。同法人は、会計事務所のDX成功事例と言えます。どのようにしてDXを推進し、業務を拡大したのでしょう? この章では、エンジョイント税理士法人のDX成功のポイントをまとめます。

顧客へのDX支援に強み

エンジョイント税理士法人は、顧客のDX支援に強みを持っています。クラウド会計ソフトを積極的に導入し、顧客の業務効率化を図っています。

freeeやマネーフォワードなどのツールを活用することで、顧問先の経理業務を迅速に処理、試算表も早期に作成することが可能になりました。これにより、お客様の経営判断を迅速にサポートしています。

→顧客へのDX支援が気になる方におすすめの見学会はこちら

事務所内での業務改善にも注力

またエンジョイント税理士法人は、顧客にとって本当に役に立つDX支援を行うためには、自事務所のDX化も不可欠と考え、ITツールを駆使した業務改善にも成功しています。

そのポイントは下記の3つです。

● 業務の可視化

● 業務の効率化

● 業務の標準化

以下、事例を交えて詳しく紹介します。

業務の可視化

Kintoneをベースに業務の見える化を徹底し、各スタッフの仕事量やワークフローの進捗を把握しています。その結果、ワークフローのなかで仕事が今どこで止まっているのか、誰がタスクを持っているのかを全て把握することができるようになっています。

業務の効率化

エンジョイント税理士法人では、ゴールが決まっている業務は可能な限り自動化し、人を介さずに完了できるワークフローとなっています。

例えば、エンジョイント税理士法人では顧問契約を更新制にしており、決算時に更新の意思確認を行います。その際、担当者がお客様と面談をして確認がとれたら、その場で契約書を交付できるようにしています。

具体的には、

1. 契約履歴管理システムに契約更新日や顧問料の変更を入力

2. 契約書が自動作成される

3. 自動でDropbox Signが起動して契約書を送付

これにより、担当者が顧客と面談しながら契約書をその場で交付でき、後から送付を忘れることや、他人の手を借りることなく進められるのです。

業務の標準化

エンジョイント税理士法人では、「人によってやり方が違う」を排除するため、業務の標準化を徹底しています。

顧問先の階層フォルダの作成や保存ルールを統一することで、担当者の引き継ぎ時に生じる属人化の問題を軽減しています。

また、業務のバラつきをなくすための自動化も進めています。たとえばエンジョイント税理士法人では、新規契約の際に生じる、以下の一連の作業を自動化しています。

● Kintoneに顧客管理のアプリができると……

● クラウド会計に取引先が自動登録される

● Chatworkで「〇〇さんが新規契約を取りました」というメッセージが所内に共有される

● Dropboxに顧客用の階層フォルダが自動生成され、決算ごとのフォルダに移動する

こうした細やかな自動化の仕組みにより、業務のバラつきが減り、スピード感を持って業務を進めることができます。

→ITツール活用方法が知りたい方におすすめの見学会はこちら

業務改善の「つらさ」理解が顧客のDX支援につながる

エンジョイント税理士法人のスタッフは、自分たちが業務改善のつらい時期を乗り越えた経験があり、それをよく理解しています。

そのため、顧客にも「3カ月くらいは大変ですが一緒にがんばりましょう」と支援を継続し、定着するまで伴走しています。

この取り組みが、顧客のDX支援での失敗が少ない要因となっていると考えられます。顧客が支援の過程で感じるつらさを理解し、伴走してくれる会計事務所があれば、導入を検討しやすくなるのです。

「出勤したくなる」オフィスデザインと仕組み作り

エンジョイント税理士法人では、若年層の採用や育成にも力を入れています。まず、開放的でこだわりのあるオフィスは、一見して税理士事務所とは思えないデザインで、若い応募者に魅力を感じてもらうことを目的としています。

また、育成のためには、OJTの導入や、先輩とチームを組ませる仕組みを取り入れています。

エンジョイント税理士法人見学会&セミナーを開催

上記のように多数の取り組みを行っているエンジョイント税理士法人。実際にどのような取り組みをしているか、どんなオフィスなのでしょうか?

そこで、実際の事例やオフィスの様子がわかる見学会とセミナーを開催します。

https://www.jkeiei.co.jp/m/seminar/20241122-enjoint/

顧客のDX支援や事務所の業務効率化など、実際に取り組み、成功している方の話を直接聞くことができます。

セミナー内容

今回の見学会では、移転した新オフィスでエンジョイント税理士法人の沿革、経営統合の経緯、そして成長を支える強みについて詳しく紹介されます。具体的には以下の内容が予定されています。

1. 沿革と経営理念、経営統合の背景

2. IT化への取り組みの歴史

3. KintoneとNotionを活用したワークフロー管理の手法

4. 従業員が快適に働けるオフィスデザインとその背景

5. 社会保険労務士法人の設立背景と活動内容

6. 今後の展望

講師紹介

智原翔悟先生 エンジョイント税理士法人代表社員税理士。1987年生まれ、2013年に税理士登録し、2017年4月に開業。クラウド会計を中心としたSaaS導入を通じ、顧問先の利益拡大をサポートしている。伊藤会計事務所(福岡)と共同で、会計事務所向けオウンドメディア「Hello,cloud!」を運営。2022年度は、年間20本以上のクラウド会計やDXのセミナーに登壇。

磯山大樹先生 エンジョイント税理士法人代表社員税理士であり、エンジョイント社会保険労務士法人の代表社員社会保険労務士。1989年生まれ、28歳で税理士登録し、そのまま独立開業。税務だけではなく、25歳で取得したFP1級の知識や、2023年に受験合格した社労士の知識を生かした幅広い対応が強み。2024年1月に社会保険労務士法人を設立し、代表社員社会保険労務士に就任。

開催情報・受講料

● 開催日: 11月22日(金)

● 会場: エンジョイント税理士法人 博多オフィス(福岡県福岡市博多区綱場町6-15 中洲ビジネススクエア 9階)

● 受講料: 44,000円(税込み)

申し込みはこちら

おわりに

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エンジョイント税理士法人のオフィス見学会は、これからクラウド会計やDXに興味がある方、業務効率化を目指している方にとって貴重な機会です。

今回の見学会で得られる知識と経験は、今後のビジネスに大きな影響を与えるでしょう。ぜひ参加をご検討ください。

セミナー・見学会概要