社外CFOを目指す会計人のための実践的経営管理会計&モダンExcel修得講座

講師の青山先生からのメッセージ

会計人の特化型ビジネスにはさまざまな形態がありますが、私が目指すのは社外CFO(Chief Financial Officer)です。
社外CFOとは具体的には毎月の経営会議に社長の横に並び参加して、会社の業務状況を可視化分析した現在の状況を説明解説する。
そして、そこで感じた問題点を投げかけて議論して頂く、同時に適宜に必要なアシストとなる意見も出し、経営会議を活性化させ、より効果的な意思決定の場となるようなファシリテートを行う役割を果たすというイメージです。

そうした社外CFOにとって必要なスキルとして、業務データを可視化分析できるというスキルが重要となってきます。
具体的には会計、販売、給与等の業務データをExcelに集約し、加工し、付加価値を付け、経営ダッシュボードという車のダッシュボードと同じような経営に必要な図表を一覧表示し、会社の現状を会社全体という視点、顧客・商品サービスというセグメント別視点で、経営会議での進行状況に応じて表示、あるいはその場でつくっていくスキルだと考えます。

Excel等の様々なデータ可視化・分析ツールを自在に使いこなすスキルを獲得することで、顧問先等のデータを経営者のニーズに応じて自在に経営会議の場で展開し、グラフや帳票を表示させる。
そうしてまた、我々会計人がデータの分析可視化帳票を元にいろいろな角度から経営会議のメンバーに質問し、気づきを促す。そして、メンバーが新たな気づきを得る、そのためのデータ分析可視化スキルを身につけて頂くのが本講座開催の大きな狙いです。
単なるExcel講座ではありません。Excelは単なるツールにしかすぎません。

また、会社のデータをもとにいろいろと会計人と経営者とで話し込んでいき、新たな発見や気づきを得ていくうちに、もし、会社にこんなデータがあればこんな分析も可能になるということもわかってきます。
そうなりましたら、経営者は新たなデータを整備活用できるよう業務の流れを改善していくという流れに自然になります。
そうした業務改善という視点も社外CFOが持つべき視点だと考えています。

そうしたことを毎月の経営会議で積み重ねて、徐々に経営会議のメンバーのデータに対する意識を磨き上げ、会社のデータを整備して、会社にとって本当に必要となるデータを見ながら経営を行うことができるような組織及び業務の流れになります。

そうしたいわばデータドリブン、データに基づく経営を行うための実践的な支援ができることをこの講座は目指しています。

そうした狙いを達成するために、Excelを初め、いろいろなツールを紹介します。ただ、1日いろいろなツールにふれてもマスターしきることはまず不可能です。
そのため、全体講座だけではなく、参加者と1対1の個別のセッションを3時間設けます。
また、継続的な情報提供や追加の3時間程度の講座も開催していく予定です。

皆様方の中で、こうした趣旨に賛同される会計人の方がおられましたら、ぜひ講座にご参加頂き、決算書や申告書作成後から始まるデータ分析可視化の経営支援を共に学んで頂ければと願っています。

得られる効果

  • (1) データ分析に必要な経営管理会計のマスター

  • (2)会社の実態を把握するためのデータ分析力、データ可視化力のスキル習得

  • (3)データ分析可視化のためのExcelの活用スキル習得/Excelテーブル、ピボットテーブル

  • (4)モダンExcel活用スキル習得
    Excelの応用であるPowerビボット及びPowerQuery

  • (5)会計ソフトから仕訳リストをExcelピボットテーブルに展開活用するスキル

  • (6)業種ごとのデータ分析、可視化帳票の入手

  • (7)経営会議で使える図表の入手

  • (8)あるべき経営ダッシュボードの設計スキル

  • (9)AI回帰分析で未来予測を行う手法の理解

講座の特徴

  • (1)データ分析可視化の他に類を見ない体系的な講座です

  • (2)経営管理会計の第一人者が行うデータ分析可視化の講座です

  • (3)様々なデータ分析可視化ツールの演習を行う講座です

  • (4)全体講座6時間と個別のZoomセッションの計9時間の講座です

  • (5)ツールの進歩は日々続くため、講座後にも情報提供します

講座開催内容

1.データ分析可視化について

  • (1)データ分析可視化の目的

  • (2)データ分析可視化の種類

  • (3)データ分析可視化で見えないものを見る

  • (4)会社の実態、尊像成長を促進(阻害)する要因を見つけ改善する

  • (5)データ分析可視化で得られる効果

2.データ分析可視化の手法

  • (1)データ分析手法の概略内容の紹介

  • (2)会社にはどんなデータがあるかを把握する

  • (3)会社にとって必要なデータの体系を考える

  • (4)データ分析を行えるデータに整備する

  • (5)業種別の分析手法を理解する

  • (6)データ分析に役立つ仕訳入力

  • (7)月次比較できる会計データにする

3.データの種類を理解する

  • (1)推移(トレンド)、最大値・最小値・平均値が基本

  • (2)標準偏差(ぶれ)を理解する

  • (3)全体の分布で考える

4.Excelでのデータ分析活用

  • (1)Excelの基本操作テクニック

  • (2)データ分析に必要なExcel関数

  • (3)データのビジュアル化に役に立つExcelグラフ

  • (4)Excelテーブル活用

5.データのシミュレーションの基本(解説&演習)

  • (1)CVP型PL&CF計算書で経営者と共同で未来のシミュレーションを行う

  • (2)ゴールシークで目標利益&CFを達成する売上高を計算する

  • (3)現状からあるべき未来設計をCVP型PL&CF計算書で設計する

  • (4)シミュレーションで施策の効果と優先度を決定する

6.Excelデータテーブルで感度分析(解説&演習)

  • (1)Excelデータテーブルで感度分析を行う

    販売数量と人件費の利益への感度分析、適正な広告費のシミュレーション

7.Excelピボットテーブルの活用(解説&演習)

  • (1)勘定科目の並び替え設定により、P/Lを作成する

  • (2)ピボットテーブルの基本機能の理解(スライサー、レポートフィルター)

  • (3)販売データのピボットテーブルでの分析

8.PowerQueryでデータを整理する(解説&演習)

  • (1)PowerQueryでデータを整備する

  • (2)「グループ化」で地域&顧客分類&商品の売上高表示する

  • (3)「条件列」で顧客をABC分類する

※PowerQueryはExcelに附属する機能でどなたのPCにも入っています。

9.Powerピボットで複数ファイルのデータを分析可視化する(解説&演習)

  • (1)複数ファイル(例:社員台帳、支給データ、勤怠データ)で人件費分析をする

10.会計ソフトの仕訳リストをPowerピボットに展開する(解説&演習)

  • (1)データの整備(ゆらぎの修正、空白セルの削除等)

  • (2)ピボットテーブルで使えるための会計仕訳リストの加工

  • (3)index機能を利用した決算書項目の並び替え

  • (4)会計仕訳のテーブル活用(条件抽出、並び替え等)

  • (5)仕訳リスト(Excel)への新たな属性項目の追加(固定・変動、確定・不確定等)

11.会計ソフトからの試算表をPowerピボットに展開する(解説)

  • (1)会計ソフトからの試算表を加工

  • (2)加工した資産表をPowerピボットに展開

  • (3)各種経営分析指標の可視化

  • (4)各経営分析指標の評点化

  • (5)総合評点表の作成

12.PowerBIで経営ダッシュボードを作成する(解説のみ)

  • (1)会社のデータ体系を理解し、KPIを設定する

  • (2)PowerBIで経営に必要な帳票・グラフを一覧表示する

13.AIの回帰分析による未来予測を行う(解説のみ)

  • (1)会社の過去データを教師データとして、未来予測を行う

  • (2)未来予測の精度をデータ項目の拡充、データの精度アップにより向上させる

  • (3)予算実績比較ではなく、予算予測比較を行い、事前に未来対応をする

セミナーのポイント

  • 講師によるExcelの演習シートでリアルに実務を習得できます

  • セミナー中の解説については動画ファイルを作成し配布します。

  • 本講座を受講後には講師との3時間個別セッションで確実にスキルアップ

月刊実務経営ニュース取材記事

取材動画

前回参加者の声

関西・S会計事務所様
今回教えていただいたことが身につけば、顧問先の会計データ等から色々な有益な資料が作られそうです。 講義でついていけなかったところは動画を観て勉強したいと思います。ありがとうございました。
関東・T税理士法人様
講座を受講してExcelの活用、データ分解分析、顧問先への資料提供ができると思います。 アフターフォローで個別レッスンもあるのでしっかり身に着けたいと思います。

講師

青山恒夫
青山 恒夫 氏

ITコーディネータ、公認会計士、税理士。 青山公認会計士事務所/青山税理士事務所所長。合同会社経営基盤づくりサポート代表。 昭和31年生まれ。横浜国立大学経営学部卒。 中央新光監査法人(元:みすず監査法人)を経て、平成9年、青山公認会計士事務所開設。 東証1部上場企業の会計システム整備などのコンサル業務のほか、会計監査、税務顧問、会計税務セミナー講師等を行っている。 平成27年、「合同会社経営基盤づくりサポート」を設立。中堅中小企業の経営計画作成支援、経営基盤強化支援を実施。 日本管理会計学会会員。

開催情報

開催日時

  • 6月6日(火)10:00~17:00 会場開催

リアル開催の会場

会場:実務経営サービスセミナールーム
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-32-7 大樹生命池袋ビル7F

受講料(会場参加)

  • 99,000円(税込)

※1事務所から2名以上参加される場合は2人目以降は6万円で受講可能
※1事務所で4名以上、参加したいという事務所にはこちらから講師を派遣して研修開催も可能
※本講座は、Excelがダウンロードされたノートパソコンをご持参できる方のみのご参加となります。
※本講座は定員10名限定でございます。
※定員を超えた場合は集客を止めさせていただきます。

実務経営研究会会員特典

実務経営研究会の会員の皆様には、3割引の会員価格が適用されます。お申し込みの際、事前にご案内しているクーポンコードを入力してください(クーポンコードは何度でも利用可能です)。

主催者情報

主催:株式会社実務経営サービス 東京都豊島区東池袋1-32-7 大樹生命池袋ビル7F

6月6日 社外CFOを目指す会計人のための実践的経営管理会計&モダンExcel修得講座

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    セミナーID 20221028