素晴らしい社員が沢山いてもお金が無ければ会社は何もできません。お金はどのくらいあればいいでしょうか? 月商3か月分は欲しいです。私のお客様を見ていてそう感じます。
何か新しいことをやるために月商の1か月分のお金を使ったとします。月商1か月分の預金しか無い会社は、1か月分の投資はできません。これでは必ず成功すると社長が思う投資をしたくても、そのチャンスを逃してしまいます。
「頑張って貯めます。」と言う社長がいますが、こんなことを言っている会社のお金が望みどおり貯まったことは一度もありません。すぐに投資できるようにするためにお金は3か月分は持ちましょう。
今、3か月分の預金が無くても心配いりません。増やす方法があると信じて一緒に方法を考えていきましょう。
月次決算シート分析表にはいろいろな分析資料があります。何をやるために分析表が必要かと言いますと、直近の試算表は過去資料です。過去資料から過去分析資料を作成します。過去分析資料は損益分岐点比率を基準にした会社のランクがわかります。
こうして6分類にランク分けします。そして、1つ上のランクに行くにはどうしたらいいのかを社長と話し合い、会社が使える利益額はいくらあるかを把握します。
毎月いくらまでの固定費(仕入や外注費以外の経費を言います。人件費は全て固定費に入ります)が使えるかを社長と確認します。使い過ぎると赤字になるからです。
同時に未来分析資料で決算までの予測売上と予測利益を示して、そのとおりになるかどうかも社長に確認します。数字説明の良い所は社長から見て何が目標どおり達成できたかがわかるので、次に社長は自分で何が必要か、何が足りないのかを判断して行動したいことを私に話してくれます。
決算書の中を見ていますか? 決算書と試算表はどちらが金融機関から見て大事な資料か知っていますか?
決算書の方が大事ですよね。割合で「決算書97:試算表3」と思ってください。試算表には殆ど価値はありません。金融機関は年に一度の決算書を信じています。決算書には載せてはいけない科目があります。科目内訳書には載せなければならない情報があります。そのことを無視していくら利益が出た決算書を作ったとしても貸してもらえない場合があります。
社長がそれを知らないで、一生懸命1年間経営して頑張った結果を決算書に載せるよりも、金融機関に認めてもらえる決算書にしたいと思いませんか?
会社の業績がどうしても上手くいかないときにできることは限られています。まず私ができることは、金融機関から融資を受けるために、どうすればよいかを社長と話し合うことです。
毎月一度、約1時間の作戦会議で社長の悩みや困り事を聞き、問題を特定して解決の方向性を社長と一緒に見つけます。後は社長自身が何をすればよいかに気づかれて行動するだけです。それが必ず売上と利益アップに繋がるかはわかりません。常に社長が前向きに1歩1歩行動します。
この作戦会議は継続することが大事です。本当かと疑問を持ったり迷っている社長さんは、1回限りで、毎月先着2名様まで無料で45分の作戦会議を受けることができます。ご連絡ください。
道下敏光税理士事務所。株式会社道下経営代表取締役社長。税理士。資金調達相談士(資金調達相談士協会)。経営支援責任者(一般社団法人csvoice協会)。認定経営革新等支援機関(中小企業庁)。会計事務所業界に約40年。石川県七尾市出身。石川県立七尾高等学校卒業。共著『新訂版 税理士が知っておきたい 中小企業の財務改善ノウハウ』(第一法規、2024年)。親切と愛情が大事です。東京税理士会豊島支部所属。
道下敏光税理士事務所/株式会社道下経営
創 業:平成18年
代表者:道下敏光
職員数:6名
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